ヨーロッパクラシックスタイル片田舎風

本厚木に12月からオープンする女性限定エステサロンの店舗デザインをさせていただいた。住宅と違い、かなり作り込んだデザインになった。モールディング(幅木や廻り縁、家具に使われる装飾用パーツ)を使った物件としては3件目である。

普段のbis designとはかなり違うスタイルだが、この物件で、慣れないスタイルでも、設計を行う時の私の基本は同じなのだということを認識できた。

→ 経年変化を楽しめること

経年変化を楽しむためには、本物の材料を使うことが大前提。〜風、〜模様のハリボテ建材は決して経年変化は楽しめない。本物の材料であれば、多少傷が付こうが汚れようが、良い方向に風化してくれる。今の日本では、残念ながら、傷は許さない、ゆがみは許さない、仕上がりにムラがあったら許さない、など、均一なきれいさを求められるあまり、初めはぴっちりきれいなハリボテ建材が横行しているのだが、古くなった時の表情の良さ、メンテナンスにより更に表情をつける楽しさを使い手に味わってもらいたくて、本物の材料をできるかぎり使うようにしている。

→ 「引く」デザインをすること

ヨーロッパのデザインの考え方は往来は「足す」デザインで、色々な要素を足して行きながら調和をつける。一方日本では古くから「引く」ことで、本来の美しさを導きだす習慣がある。私は日本人なので(?)引くデザインの方に共感するし、自分にとって心地が良い。というわけで、ヨーロッパ風の空間を求められたものの、限られた「日本」サイズの空間の魅力をどうすれば最大限に引き出せるのか、けっこう考えた。これも店舗とは言え、既存建築物のリノベーション。紙の上で描いたものが形になり、既に存在するものを無理なく生かすことができ、オーナーの喜ぶ顔を見ることが何より嬉しい。

完成前の写真だが、いくつか・・・

光廊下
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レセプション
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Perry より:

Chester より: